日本の大学を休学して、今年の1月から【豪州ソリューションズ】のセミプロチャレンジプログラムに参加している、【あんちゃん】こと、永吉杏(ながよしあん)21歳。
高校まではサッカー漬けの生活をしていたものの、大学では本格的にプレーしていなかった【あんちゃん】ですが、海外で自分の実力を試してみたいという強い気持ちを持って、オーストラリアへ渡航してきました。
シドニーで最初に練習参加したNPL2のクラブでは、フィットネスレベルが周りの選手よりも劣っているという理由で、契約には至らず。
その次に練習参加した、State Leagueに所属する【 UNSW Football Club 】では、監督から高い技術力を評価され、契約のオファーを貰いました。
オーストラリア屈指の大学の1つである、ニュー・サウス・ウェールズ大学(UNSW)が運営するサッカークラブなだけに、練習施設も一流です。
オーストラリアの女子選手達は、縦にも横にもデカい!日本の女子選手に比べて、特に下半身ががっしりしています。
そんなデカいオージー女子たちの中で、なんとかアピールしようと頑張る【あんちゃん】。
身体の強さや高さでは太刀打ちできないものの、足元の技術や判断といった部分では、周りのオージー選手達よりも、高いものを持っています。
監督からの指示も、一生懸命に耳を傾け、理解しようと努力する【あんちゃん】。
学生ビザでオーストラリアに滞在しながら、平日の午前中からお昼過ぎまで語学学校に通っている【あんちゃん】は、サッカーだけでなく、英語を上達させたいという気持ちも、かなり強く持っています。
語学学校では経験できない、【ネイティブスピーカー達の中での会話にまざり、英語の実力を上達させる】チャンスが、ゴロゴロと転がっているサッカーグラウンド。そのチャンスを活用するかしないかは、本人次第です。
【この日の練習模様と、契約のオファーを貰った感想を撮った動画はこちらから[E:up]】
クラブとの契約から数週間後、【国際移籍手続き】も完了し、試合に出はじめた【あんちゃん】。
チームメイト達と楽しそうにやっている様子が、伝わってきますね。
試合中に選手が負傷し、なんとグラウンドに救急車が出動する事態が!
日本よりもフィジカルコンタクトが多いサッカーの中で、相手の強烈なタックルを食らうシーンも。
そんなタックルにもめげずに、ドリブルで果敢に仕掛けていく【あんちゃん】。
1-1で迎えた後半ロスタイム、それまであまり目立った活躍を見せていなかった【あんちゃん】が、試合を決めるスーパーゴールを決めます。
そしてそのまま、試合終了のホイッスル。最後の最後で仕事をし、この日のヒーローとなった【あんちゃん】。撮影に来た甲斐がありました!
自身のゴールでチームが勝利しただけに、試合後のインタビューも、スマイルで答えてくれた【あんちゃん】。
シドニーのステイトリーグでプレーする、唯一の日本人女子プレーヤーである【あんちゃん】の、今後の活躍を期待しています。
【この試合の模様と、インタビューの模様を撮った動画はこちらから[E:up]】
豪州フットボーラーズ