先週に引き続き、今週もIllawarra Premier Leagueに所属するTarrawanna Blueysの練習に、日本人選手達を連れて行ってきました。
このチームも他のチームと同様、ストライカーはいないか?と監督から数週間前に電話が掛かってきたのですが、チームが決まっていない選手は、ストライカーであろうがなかろうが、とりあえず連れていってたら見てもらえますし、ストライカーではなく、極端に言えばサイドバックでも、上手ければ契約してくれるというのが、現状です。
このチームの練習環境と、そこから見える景色は素晴らしのですが、ハエと蚊が多いのが玉に瑕です。
右後ろに写っているこのチームの監督さんも、日本人選手を高く評価しており、今回連れていった選手の獲得を既に希望していますが、後は条件次第です。
今回、このリーグに所属する12チーム中、9チームの監督、首脳陣と契約交渉や今後のビジネスに関する話を交わしましたが、その中の数チームからは、予め日本人選手に使える大まかな予算を決め、その予算で契約できるレベルの選手を僕がチームに連れて行くといった方法を取る事で、選手の立場からしてもクラブ側が出せる大まかな給料を予め知って練習参加できたり、クラブ側としても選手の希望額を把握した上で練習参加させる事により、互いにスムーズに事を進めれるといったシステムを今シーズンより行う事で合意しました。
山と海に囲まれたグラウンド。
NPL1に比べたらサッカーのレベル的には落ちるかもしれませんが、選手が貰っている給料でいえば、このIllawarra Premier Leagueで資金が豊富なトップ3のクラブは、NPL1のManly United辺りよりも、全然良いと思います。4,5年前まではNPL1(豪州2部)でプレーし、活躍すればAリーグへの道が開けるといった目標を持ってプレーする事も可能でした。しかしながらBlacktown FC でエースとして3シーズン活躍しし、年間ベストイレブンにも選ばれた宮澤龍二や、Blacktown Spartandsで年間12ゴールを記録し、年間準MVPに選ばれた佐々木周でさえ、Aリーグに行けなかった事を考えると、結局オーストラリアでAリーグへのステップアップができないと考えるのであるならば、NPLで安い給料でベンチで燻る、若しくはアンダー20のチームでプレーせざるをえない位の実力であれば、Illawarra Premier Leagueでチームの中心選手としてそこそこの給料を貰いながらサッカーを楽しむ方が、ベターな選択肢だと思わざるをえません。
そんな感じで、今後もますます市場価値が高まっていくであろう、Illawarra Premier Leagueに対する思い入れを書いてみました。
豪州フットボーラーズ